【何故性セラピストをしているのか】5

皆様も、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。

東日本大震災を。

この日私は、妹の結婚式に参列するために実家の宮城県石巻市に向かって車を運転していました。

すると突然視界が大きく揺れ始めました。

まさかあれほど大地が揺れるとは思わなかったので、昔に完治させたはずのパニック発作が再発してしまったのかと思いました。

しかし身体に異変はありません。

そして、揺れが止まったあとには津波が襲いかかってきました。

私も車ごと津波に流されましたが、運良く電信柱に車体がひっかかったため

すかさず窓を破って、電信柱にしがみつきました。

そのときに見た光景は脳裏に焼き付いて、一生涯忘れることができません。

圧倒的な自然のパワーの前に無力に流される人々。


妹の式が行なわれていた式場も流されてしまったことは明らかでした。



そして悟りました。

「あぁ、すべては私の使命を果たすための試練だったのか」

と。

私は身内家族全てを失い天涯孤独となりましたが救われたこの命を神の意志にしたがって、

日本中の性愛に悩む人々を救済するために使うと誓いました。

そして早速

実は私が働いていた会社は、一部上場企業で、皆様も名前を聞けば知っている外資系の大企業です。

そこで私は7年前まで、直属の部下200名以上を抱えた会社の司令塔とも言われた営業統括本部長という立場でした。

つまり、社会的地位、誰もが羨む経済的に恵まれた生活を送っていました。

しかし自らの使命に気づいた私は

すっぱりと地位や名誉を捨て、会社を早期退職辞することにしました。

ですがCEOは中々首を縦にふってはくれず一年話し合いを重ね、役員会議決議でようやく退社する事が出来ました。

そしてさっそく、インターネットを使って恋愛に悩む男女の相談に乗り始めました。